プレゼンテーションで自分の弱さをさらけ出すことは聞き手をガッチリ惹きつける魔法になり得る
先日、中学での進路講話のプレゼンテーションの準備のためファミレスで仲間と一緒に高め合いをしていた。
自分の発表の順番が来て、スラスラとプレゼン。
発表後、何秒かの沈黙が続く。そこで、仲間の一人が一言。
「そのプレゼンだと"すごい"だけで終わるよ」。
自分:「ドッカーン」。言われてみて、ハッとした。
英語勉強しはじめて、得意になって、好きになって、もっと勉強したいと思って、イギリス行って、大学進学して、アメリカ行って、フィリピンでインターンして...。
これだと、ただ上り調子しかない。
こんなん聞いていても、おそらく聞き手の感想は「すごい人なんやな、以上」になる。
映画でも、ドラマでも、小説でもなんでもそうだけど、
人ってやっぱり上がり下がりがあるから興味を持って、そこに感情移入するから魅了される。
スラムダンクの桜木も、ワンピースのルフィも、上がり下がりありまくり。
(なるほど、一度も失敗・挫折のない主人公は面白くない)
けど、だからその分、話が面白くなる!
これはプレゼンにも言えることでは。
「こんなすごいことしました!」「こんなすごい経験しました!」「こんなすごい人と知り合いなんです!」すごいことetc...。
上がり調子↑、上がり調子↑、上がり調子↑。
多分、これだけだと"すごい"けど、おもしろくない。
聞いてる人は、「この人は特別だから、こんなことができたんだ。特別じゃない自分は無理。」
そして、シャッターガシャン!
「プレゼンはいかに"2枚目の自分"を捨てて、"3枚目な自分"になりきれるか」
昨日、こんなことをある人に言われた。
強さを見せることだけが、聞き手を惹きつけることにはならない。
むしろ、弱さを示すことの方が聞き手の関心を引くんじゃないか。
もちろん、弱みを言うのは恥ずかしい。
でも、それを自分で受け入れて、堂々と公言しちゃう。その勇気。その強さ。めちゃカッコイイ。
だから、平然と自分の弱み・弱さ・欠点・短所を言える人を僕はとても尊敬する。
そんなわけで、僕もプレゼンの中にこんなスライドを追加。
LIFE IS JOURNEY.